Tatsu still writes something... Fourth season

これからも私はなにかをしてなにかを書く

BookSync 10周年

夏休み中にコーディングを済ませていたBookSync Version 2.62のドキュメント作成とWebページの作成ができたので、今日2011年8月23日にリリースを行った。

これで、BookSyncの最初のソースを書いてから10周年である。(書いた当時は名前が違っているけど。)
よくここまで続けてきたものである。
弱小フリーウェア作者の自分のプログラムですら10周年を達成してしまうのだから、Windowsだけで見ても二桁の年数が経ったものがうようよいるというわけで、ソフトウェアって案外長生きなんだなということを実感する。


始めた頃はWeb日記を付けていたので、それを見返すと最初のソースを書いたことを書いているのが2001年の8月11日だった。

最初は別のソフトのHTML解釈ルーチンの強化ということで始めたプロジェクトだったが、それをNetscape 6(このころは6.1あたりだったか)のUTF-8で書かれたブックマークとIEのお気に入りの相互運用を行うため、Netscapeのブックマーク→IEのお気に入りへのコンバータを書いて、逆を書いて、やれ、Operaだ、プロセスをまとめろ、Firefox 3だ、などとやっているうちにすっかり代表作になったというものである。
ちなみに、作ったHTML解釈ルーチンを元々の目的であった別のソフトに組み込むというのは10年経った今でもまだやってなかったりする。


転機となったのは、個別のコンバータの集合体+GUIだったVersion 1.x時代に決別した2007年だっただろうか。この頃は府中滞在などもあってなかなか進まない+Windows Vistaが出るなど、いろいろなことがあったが、そこを越えて全体の基盤が固まったから今があると今考えると思う。
後は、出だしが遅れたけど存在意義を確立したGoogle Chrome対応と。

Google Chrome自体は使い勝手や機能性といった普段使いに効くところに対する気遣いが薄く感じるのと、フォントの調整の効きが今ひとつなところからそんなに良いものかなと個人的には思っているが。


その間の人生という意味では何かを忘れているような気がしないでもない。が、まあ、それはそれで。

さて、次はBookSyncという名称での10歳の誕生日となる11月か。