自作ソフトの検証と気分転換目的に先週の日曜、Windows 8 Release Previewを入れてみた。
スタートメニューがないという仕様は相変わらずだけど、むきになるほどではないと自分は考えている。
けど、さすがにスタートメニューがないのは普段スタートメニューを使わないにしてもプログラムのインストール直後など不便な時もあるので、ちょっと工夫してみた。
思いつくきっかけとなったWindows 8カウントダウン トレードオフがないのは本当か?ではタスクバーにスタートメニューのフォルダをピン止めするという方法が載っているが、自分はタスクバーの機能とジャンクションを使ってスタートメニューもどきを作ってみた。*1
やり方は以下のとおりである。
- ユーザーフォルダにs(何でもよいけど短いほうが良い)という名前を付ける。
- コマンドプロンプトから次のコマンドを実行する。mklink /J C:\Users\(ユーザー名)\S\Global "C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu"
- コマンドプロンプトから次のコマンドを実行する。mklink /J C:\Users\(ユーザー名)\S\Local "C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu"
- タスクバーを右クリックし、「ツールバー」−「新規ツールバー」で最初に作ったsフォルダを選択する。
- 「タイトル名を表示」にチェックを付け、タスクバーのsフォルダの幅をぎりぎりまで狭くする。
これで、タスクバーのsと書かれた部分の右の「>>」をクリックするとGlobalフォルダに全ユーザー用のスタートメニューの内容が、Localフォルダに自分のみのプログラム用のスタートメニューの内容が見えるようになり、キーボード操作を除けばスタートメニューに近い使い勝手のメニューが使えるようになった。
加えて、フォルダにショートカットのコピーを作るのと違って、ジャンクションを使ったのでプログラムのインストーラが作ったショートカットも使えるというものである。
さらに作ったsフォルダにshutdown /s /t 10と書いたShutdown.batとshutdown /r /t 10と書いたReboot.batを入れて、メニューからシャットダウンできるようにもしてみた。(シャットダウン用のアプリがあればそのショートカットを入れるとよいだろう。)
こうなれば必要なものだけが表示されるという意味で下手すると今までより便利なスタートメニューのようなものになるというものである。
さて、「タスクバーを固定する」にチェックを入れたときに最初のフォルダが半端に見えるのは手抜きなのだろうか?