Tatsu still writes something... Fourth season

これからも私はなにかをしてなにかを書く

しっちゃかめっちゃかなメール移行

 昨日Opera 12のOpera Mailが謎のクラッシュのため使えなくなったのでメールを読み書きできる環境が必要になった。

 とりあえず、手元にある秀丸メールに数日分のメールをインポートしてはおいたけど、よく考えてみると秀丸メールのメールの保存法も独自形式なのであまり良い解決方法ではないなと思ったので*1MH形式の1メール1ファイル形式のSylpheedを試用する事にした。*2

 とりあえず、Opera Mailから直近のメールと自分が送信したメール、メールマガジン以外のメールを移行することにしたが、実にしっちゃかめっちゃかな手順になった。


 実用環境以外のOpera 11.64にバックアップを書き戻してからMBOX形式にエクスポートして復旧しようと思ったが、なぜかメールインデックス情報とアカウント情報、実際のメールの保存場所が泣き別れになるという事態になったので試行錯誤した結果、このような方法でメールを移行した。

  1. 自動アップデートが走らないよう、ネットワークにつないでいないVMWare Player上のWindows 2000仮想マシンに共有フォルダ経由でOpera 11.64とOperaのメールフォルダを持っていく。
  2. Windows 2000仮想マシンOperaのメールフォルダのコピーをとる。
  3. 一旦Opera 11.64を起動して、アドレスバーにopera:configと打ち込み、Mail Root Directoryの項目にWindows 2000仮想マシンにコピーしたOperaのメールフォルダを指定する。
  4. Windows 2000仮想マシンOpera 11.64を再起動してメールリストを表示し、メールを全削除する。
  5. Windows 2000仮想マシンOpera 11.64でMBOXのインポートを指定し、作成したOperaのメールフォルダのコピーのstore\account(数字が入る。)からメールをインポートする。これでとりあえずメールリストと実際のファイルが泣き別れになるという事態が解消した。
  6. メールフィルタなどを使ってメールを仕分け、フォルダ単位でMBOX形式のファイルにエクスポートする。
  7. MBOXファイルを実環境に持っていき、必要なメールだけをSylpheedにインポートする。

 これで先々週の分まではメールの移行ができたのだが、バックアップにはいっていない先週のメールが残った。Opera MailのメールファイルはMBOX形式の1メール1ファイル形式なので、こいつらを単純に結合すればよいのだが、Windowsではなんか面倒なので、Ubuntu Serverの仮想マシンにメールファイルを持っていってcat */*.mbsでメールファイルを1つのMBOXファイルに結合するなんていうなんだか分からない手段までかました次第である。

 Opera MailのメールファイルがMBOX形式だったのでOpera 11.64で復旧ができなくてもまだ取る手はあったが、これが独自形式のファイルだったらと思うとぞっとするというものである。改めて汎用的なデータ形式のありがたみを感じた次第である。

*1:秀丸メールがクラッシュしたらデータを処理できるアプリケーションがなくなってしまう。

*2:最悪、メールファイルが残っていれば何とかなるだろう。