Tatsu still writes something... Fourth season

これからも私はなにかをしてなにかを書く

今週末こそ!

今月は全部の週末でMeiryo UIも大っきらい!!をバージョンアップするというめったにない事になった。

縦書きフォントの確認のミスとか、一括更新後の画面の整合性のミスは自分がアホだからなのだが、その他にフォントの設定をするとそのあと応答がなくなるという不具合がなかなか直らなかったということがあって、試行錯誤していたというわけである。

やったことはこういうことだった。

  • コモンダイアログのフォント選択ダイアログの中で落ちていることを疑って例外処理を追加したり初期化処理を追加したけど効果なし。(2/11)
  • Application Verifierをかましたらコモンダイアログのフォント選択ダイアログの中でヒープ関連のエラーで落ちたのでフォント選択ダイアログを自作したけどそれでも効果なし。(2/17)

結局、掲示板のRSSに残っていたIObit StartMenu8が動いているとダメという報告を受けてIObit StartMenu8を起動した状態でデバッガで処理を追った所、SetSysColor APIを実行すると応答がなくなるということが分かったのでSetSysColor APIを呼ばないようにしてようやく解決した。

なんで、フォントと関係ないSetSysColor APIを呼んでたかというと、SystemParametersInfo APIを呼んだだけではFirefox/Thunderbirdのフォントが変わらないということが前作Tahomaなんて大っきらい!の時にあったのでその名残だったのだが、応答がなくなっては元も子もないということでSetSysColor APIの呼び出しを削除したというわけである。
なので、フォントを変更したときに起動していたアプリケーションのフォントに反映されない場合はアプリケーションを再起動してみるとよいのかもしれない。

さて、今回のMeiryo UIも大っきらい!!ではソースをMITライセンスで添付することにした。ライセンスの付け方はClassicShellを参考にしている。
当初はGPLあたりを考えていたけど後の人にもライセンスを強制するのも忍びないし、ダイアログアプリ起動の冒頭の処理とかGUI関連処理は再利用が効きそうだったので緩いライセンスにしたというわけである。

ソースだけオープンソースにしているのは、やる気のある人がソースを使ってくれたらということでソースをいじる余地を残すためだったりする。
最近ニュースに出るWindows Blueとか後続のWindowsが出たときに修正が必要になったけど、自分が忙しいとか体調崩したとか(実はここ数か月もあまり良いわけではなかったりするのだが)という場合を考慮しての決定である。
実際、Meiryo UIも大っきらい!!自体はWindows 8のフォント設定の不自由さに対する対処療法のはずだったのが思ったよりメンテナンスに手がかかったということもあり、ソースを公開した方が自分の気も楽になるし、他の人にとっても役に立つかもしれないということでソースの公開に至ったというわけである。

ということで、これで落ち着いてくれというのが正直なところである。