VAIO XのSSDが使用不可能になっていた際に軽そうなLubuntu14.04を使ったのだが、その時の感触について書いてみる。
そのままでは運用に問題があるので下記にあるよう、いくつかいじって使うようにした。
- USBメモリで運用しているので、書き込みを抑えるべくFirefoxはabout:configでディスクキャッシュを無効にしている。
- GMA 500での2DアクセラレーションのためにカーネルをHWEカーネルにしている。
- USBメモリを使い捨てにしてもよいよう、他のPCにシステムを入れたUSBメモリを接続して採っている。
良いところとしては、システムが小さいので遅いストレージでもそこそこ運用できている点とWindowsより文字表示がきれいであるという点がある。
これらの特性に加えて設定の自由度がある上、拡張機能で機能を補うことで総合力に優れた構成が取れるFirefoxがいるのでWeb閲覧のようなライトユースに古いマシンを使うのに合っているといえる。
悪いところとしては画面周りが怪しいというところがあげられる。
マイナーなGMA 500だからなのか、自身の液晶ディスプレイで解像度を1366×768にするとリフレッシュレートが29Mhzになるので、解像度を1360×768にしてリフレッシュレートを60.0Mhzにしたが、本当に出ているかどうか怪しい。
また、外部ディスプレイで1024×768までしか出せないとか、調べた方法でキーボードからの画面の明るさ調整が働かないので
sudo cat 40 | tee /sys/class/backlight/psb-bl/brightness
などと毎回端末から打たないと画面が明るすぎるとか、ハードウェアによってはある程度の知識が必要になってくるのが難しいところである。
これらは手元のVAIO Xでの感想であり、マシンによって違いも出てくるがUSBブートができれば簡単に試せるし、USB 3.0でブートできればストレージの速度も解決されるので試してみるとよいだろう。