Tatsu still writes something... Fourth season

これからも私はなにかをしてなにかを書く

MulSync Version 1.3.0をリリースしました。

MulSync Version 1.3.0を本日リリースした。

設定項目が増えているので、区切りとしてマイナーバージョンを上げてみたけど、バージョンアップ項目を文章にしてみると一文で終わってしまう。

サブフォルダを同期しない設定を追加したという一文で終わりである。

今回のバージョンアップのきっかけはノートパソコンの老朽化による使い方の変化からである。
持っているノートパソコンが古びてきたのでファイルの置き方を変えたのだが、その際にフォルダの中身は同期したいけど、サブフォルダまで同期すると容量的に厳しいのでサブフォルダを同期しないという設定を追加したという訳である。

なんで今まで思いつかなかったのかというくらい簡単な機能に思えるが、そこにマイナーなアプリケーションゆえの事情があった。
ある程度、アプリケーションの知名度が上がると使い方を報告する人や不具合を報告する人が出てくるのだが、マイナーなアプリケーションではそういう可能性は低い上に、自分で使う分には往々にして同じ使い方しかしないのでたかが一つの簡単な機能もなかなか思いつかなかったという訳である。

という訳で、久々のバージョンアップである。

ここからは、技術面のあとがき。

MulSyncは.NET FrameworkWindows Formで作っており、画面に追加したコントロールは見た目では1つだけなのだが、ウインドウの大きさに追従するために追加したレイアウト用のコンテナコントロールがうまく動いてくれないのに苦労した。Tableコントロールの片方のセルの幅を固定するとウインドウのサイズ変更に伴うテーブルの大きさの変更に伴ってもう一方のセルの幅が自動的に調整されるかと思ったら、ウインドウのサイズを変えて、テーブルの幅が小さくなっても幅を固定しなかったセルの幅は調整されなかった。何のためのコンテナコントロールなんだか。結局全部自動にすることでウインドウのサイズに追従してくれるようになった。

おまけに、以前のバージョンでPer-Monitor DPIに対応していたのでその確認も必要なのだが、設定をしておけば高倍率では素直にコントロールの大きさが大きくなるかと思いきや思ったより大きくなるコントロールがあったりするのでべたな調整が必要になった。なんか、今回はアプリケーションのロジックよりWindowsの機構への対応の方に苦労したという感じである。