Tatsu still writes something... Fourth season

これからも私はなにかをしてなにかを書く

進捗表示は厄介なものだ

今日はメールで指摘があったMulSyncの同期実行時のプログレスバー表示を改善して公開した。

MulSyncはC#.NET Frameworkで組んでいるのを生かしてワーカースレッドを起動しての実行、進捗表示管理、処理終了後の処理呼び出しといったスレッド周りを面倒見てくれるBackgroundWorkerクラスにおんぶにだっこできたので楽に改善できたのだが、長い時間がかかる処理とその進捗の表示というのは実に厄介なものである。

GUI周りはメインスレッドでないと処理できないので行いたい処理は別にスレッドを立ち上げて処理する必要がある。で、メインスレッドは処理を行うスレッドを待つ際に常に処理を行っているとCPUの実行時間を食うので適度にウェイトを入れる必要があるのだが、その間にも実際の処理は進んでいるのでメインスレッドでの進捗表示と実際の進捗を合わせるのは難しいものである。

どのスレッドからもGUI周りに手を出せる環境があったらなと思うのだが、そんな環境はあるのだろうか。