Tatsu still writes something... Fourth season

これからも私はなにかをしてなにかを書く

気づき

2018年4月28日にWindows 8.1/10のシステムフォントを変更するツールMeiryo UIも大っきらい!!をリリースした。
今回のリリースではいろいろなことに気づかされることとなった。

フォントの大きさはいろいろと大事

前のバージョンをリリースしてから結構経つのだが、その間にフォントの大きさを変えられるようになって良かったという感想がいくつか寄せられた。
主にWindows 10バージョン1703でシステムフォントの大きさを変えられなくなったことが大きいのだが、文字の大きさを変えるということが様々な人、環境で使われるソフトウェアでは重要だということに改めて気づかされた。実際、自分も職場で4Kディスプレイを使っているが、4Kディスプレイのドットピッチの細かさでは少しフォントを大きくしないと見づらいわけで(脱線するが、このくらいになってくるとビットマップフォントの細い線って見づらいなと思う)、まして毎日見るシステムフォントの大きさとなると尚更なんだなとということに気づかされた。
こうして考えてみると、フォントの大きさを大きくしたい人が使うことが多いMeiryo UIも大っきらい!!のフォントが小さいというのは本末転倒なので、今回のリリースではフォントの大きさを大きくしてみたのだが、どうだろうか。いろいろな人にとって使いやすくなっているだろうか。

ソースコードホスティングサイトの威力

今回は、韓国語訳が追加されたり、簡体字中国語訳の質を向上したのだが、これらについてはGitHub経由できたプルリクエストの取り込みやIssueへの返答により実現したものである。
今までは、半分勉強目的でソースを公開していたのだがこうやってソースコードホスティングサイトの機能を活用するとメールやプレーンな掲示板と比べて効率よいなぁということに気づかされた。これは人気が出る訳だと今更ながら思った。

色々な環境に触れるということ

職場には海外から来た方がいて、言語を変えて使っているという状態になっているWindowsが存在している。そこで、言語はその人の言語で表示して、ソフトウェアは日本のソフトウェアを使うためシステムロケールを日本語にするという状態にしたらどうだろうと思い、前のバージョンを動かしてみたら見事に文字化けしていた。表示言語を決めるのはOSのCランタイムのロケールに依存してOSの表示言語から決めていたのに対し、言語ファイルの文字コードの内部でのUnicodeへの変換はOSのシステムロケールに依存していたため両者がばらばらになって文字化けしていたという訳である。
おかげで、今までWindowsAPIを使っていた言語ファイル読み込み用のINIファイルの読み込み処理を自分で書く羽目になった。ああ、なんて車輪の再発明
ちなみにその職場の人はMeiryo UIも大っきらい!!は使っていないと思う。あと、英語版のWindowsはそこそこ見栄えがするものになっていることも分かった。諸悪の根源は日本のWindowsの見栄えを扱う目の腐っている連中だということになる。きれいなビルでうまい飯食ってるくせに何やってんだこの野郎という感じである。これ以上は不毛なので以上。