Microsoft Solitaire Collectionがかったるい
Windows 8からOSパッケージと分離した、フリーセル、Microsoft Solitaire Collection。Windows 8の頃は広告も少なく良心的だったが、いつしか広告はキャンセルできない30秒と長くなり、それが何度も入るというくそ仕様になりやがった。
Windows 8.1や10の頃には仮想マシン使いながら普段使いしても大丈夫なメモリ容量のマシンが組めるくらいになっていたので、VMWare Workstation PlayerにWindows XPやLinux入れてそれぞれのフリーセルやのaisleriotソリティアを遊ぶようになっていた。
でも、いちいちOS起動するのかったるい。
Windows 11入れたからにゃ
そんな中、Windows 11のWSLにはWSLgというLinuxのGUIアプリを実行する仕組みができるというのを聞いた。でふと思った。これ使ってaisleriotソリティア動かせば広告なしでフリーセル遊べるんじゃないかと。
前のエントリで書いたWindows 11にVMware Workstation 16 Playerを入れてみる - Tatsu still writes something... Fourth seasonでLinux用Windowsサブシステム+Linuxカーネルアップデートも入れていたのはLinuxコマンドも目的だけど、WSLg試してみたいというのも目的である。
では、やってみよう
今回はaisleriotソリティアが動けばいいので慣れたUbuntu 20.04-LTSを入れ、一度アップデートをかけた状態から始めることとする。
まず、
ascii.jpを参考に
sudo apt update sudo apt -y install language-pack-ja sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF8 sudo apt install manpages-ja manpages-ja-dev
として、使うかどうか知らんけど、日本語環境を入れてみた。
次に、
cd /etc/fonts sudo cp -p fonts.conf local.conf sudo vi local.conf
として、フォント設定ファイルを開き、
<dir>(ディレクトリ名)</dir>
とあるあたりに
<dir>/mnt/c/Windows/Fonts</dir>
という行を付け足して、Windowsのフォントを使えるようにした。
で、あとはaisleriotソリティアを次のコマンドでインストールする。
sudo apt install aisleriot
WSLgは後付けだった
さて、まずはターミナルからsolとでも打ってaisleriotソリティア起動してみようかなと思ったらディスプレイサーバーがなくて動かない旨のメッセージが出た。
そこで検索してWSLgのページ
github.comを見ると管理者権限でwsl --updateとしてwslをアップデートしろとあったので、アップデートして再びターミナルからsolと打つ。今度はちゃんとaisleriotソリティアが起動した。1ゲーム遊んでみる。ばっちりだ。
スタートメニューを見てみるとUbuntu-20.04フォルダにaisleriotソリティアも登録されていた。ショートカット見るとUWPアプリのようなわけわからんコマンドラインじゃなかったので早速ランチャーに登録した。
これで、フリーセルやるために30秒もかかるくそ長いうえに日本人にはなじみのないよくわからないゲームの広告を何度も見せられ、その間はほかのアプリを動かせない(ほかのアプリを動かしている間は広告視聴時間に加算されないので実質動かせない)というかったるいことがなくなるというものである。Windows 7の頃のように何かやりながら気軽にフリーセルで遊べる環境がWindowsに帰ってきたぞ。
最後に
WSL2は仮想マシンなのでメモリとCPUのコアなりスレッドなりを食うし、Windowsはシステムドライブをやたら消費するのである程度容量のあるSSDとデータを逃がすHDD、仮想マシンを動かすためのCore i5に32GB RAMを積める自作機にしてよかったというものだ。
Windows 11でAndroidアプリが動くころには普通の人が家電量販店で買うPCも4コア8スレッド、16GBメモリ、512GB SSDが基本ラインになるのかな。