Tatsu still writes something... Fourth season

これからも私はなにかをしてなにかを書く

俺のUbuntu 20.04にSambaを入れてNASにする(爆誕、俺のNAS その3:Sambaの設定編)

先人にありがとうを、これからの人に還元を

さて、

tatsu-syo.hatenablog.jpまで、ちょい使いNASを作った顛末を書いたが、どうやったかを書いていくことにする。あくまで個人用なので、本格的なものはほかの人が書いたものを見てほしい。

今回は、個人用にホームディレクトリと共通に使えるフォルダを作るというテーマで書くので参考になるようであれば参考にしていただけると幸いである。

まず、端末から

sudo apt install samba

と打ち込んでSambaをとってくる。これでまず必要なものはディスクに入る。

Sambaの設定

次に、Sambaの設定。

sudo vi /etc/samba/smb.conf

と打ち込んで設定ファイルを作成する。Ubuntu 20.04をインストールした時に作られたsmb.confからは次のところを変更している。

   workgroup = と書いてあるところの=の後ろを自分のワークグループ名に変更。

smb.confの末尾に以下の記述を書いて自分のホームディレクトリと


[homes]
   comment = Home Directories
   browseable = yes
   writable = yes
   read only = no
   create mask = 0700
   directory mask = 0700
   valid users = %S

[Share]
   path = /home/share
   writable = yes
   guest ok = no
   guest only = no
   create mode = 0777
   directory mode = 0777

ちなみに、ディレクトリはシンボリックリンクではだめなので、注意が必要である。

共通のディレクトリを作ったので、端末から以下の手順で対応する共通のディレクトリを作る。

cd /home
mkdir share
sudo 777 share

Sambaの設定ができたらSambaの共有ディレクトリにアクセスするユーザーを作る。この時、Linuxのユーザー名とユーザー名を合わせる。これで共有ディレクトリにアクセスするときに入力したユーザー名のユーザーのホームディレクトリにアクセスできるようになる。
sudo pdbedit -a (ユーザー名)

あとは下記のコマンドでファイアウォールのファイル用有用のポートを開けて、次のコマンドでSambaを再起動する。ここで、うまく動かないようであればドキュメント等を調べてほしい。最後に、起動時のサービスにSambaを登録して完了。

sudo ufw allow 445
sudo service smbd restart
sudo systemctl enable smbd

再起動して共有フォルダにアクセスできればセットアップ完了である。

詳しい人から見れば突っ込みどころ満載だと思うが、Linuxは手をかけるほどにいろいろできるということは伝わったのではないかと思う。