さてどうした物か
にあるように、Windows App SDK 1.2が出たので、実験中のプロジェクトに入れてみてWinUI3プロジェクトをコンパイルだけしてみた。 素敵なコントロールは増えた。けど、
やっぱりWinUI3で作ったプログラム配布しづらい
WinUI3で作ったプログラムを配布しづらいという問題は相変わらずだった。パッケージ化しなくても配布できるのでWPFダッシュ的に使えるというのは良いのだがその場合、次の欠点がある。
- .NETの他に別途ランタイムが必要
- 必要なランタイムをすべて含むと配布サイズが肥大して個人のホームページに置きづらくなる
- 必要なランタイムを含まない場合、実行時にランタイムがないとランタイムのインストールを促されるのだが、文言がローカライズされないので分かりづらい
- ランタイムのインストールを促されて案内されたページが開発者向けのページなので一般ユーザーが何をダウンロードすれば良いか分かりづらい
- マイナーなSDKのバージョンアップでもランタイムが異なるというサイドバイサイドを徹底しているのでランタイムを含まない場合マイナーなSDKのバージョンアップ次第では分かりづらいページでのランタイムダウンロードを何度も強いることになる
- ランタイムのファイル名にバージョン番号が付いていないのでどのファイルがどのバージョンのランタイムか分かりづらい
更にひどいことに
ランタイムのインストールを促されるときに案内されるページは自分の国のページなのだが、2022年11月19日現在、日本のダウンロードページは英語版に追従できてないので英語版はWindows App SDK 1.2正式版のダウンロードリンクがあるのだが、日本語版はそれ以前の状態。何やってるの。
正式版が出たあと、1度マイナーバージョンアップが矢継ぎ早に出ていたのでそれをインストールしたのだが、exeファイルのランタイムのインストールを行ってプロジェクトを書き変えて最新版でコンパイルした物が動かないときた。
結局、全部入りのRedistributableの奥のMSIXファイルも全部インストールしてようやく動くという有様。
こんなの使うの人様に配っても実行環境整えられる人限られるっての!
コントロール自体は素敵だけどWindows App SDK 1.2とWinUI3、正直このままでは普及しないと思う。
とりあえず、GitHubの受付にはランタイムのダウンロードページ簡単なの用意して欲しいと毎度の片言英語で書いておいたが次のWindows App SDK 1.3(?)までは半年、期待できるのか?これ。