ビットマップなMSゴシックからの卒業?
今週のお題「卒業」ってことでビットマップなMSゴシックからの卒業?ってのはだめだよなぁ。Windows Vista以降でDirect2D/Direct Writeが使えるFirefox/IE 9の設定をいじってMSゴシックでもClearTypeが効くようにしたら、巷のサイトのMSゴシック固定によるビットマップフォント表示からは卒業できそうが気がした。
冗談はさておき、少し前に秀丸エディタを新しいバージョンに入れ替えた。その中に、3Dグラフィックアクセラレータによる文字の描画なる設定があった。説明を見るとDirect2D/Direct Writeを使って文字を描画するとあった。
ヘルプの説明を見ながら「ClearType高繊細」にすると表示フォントをMSゴシックに設定していてもアンチエイリアスがかかってきれいな表示になっていた。
ふと、これをDirect2D/Direct Writeを使っているFirefoxで試すとどうなるかと思い、アドオンを検索してみるとAnti-Aliasing Tunerなるアドオンがあった。
早速インストールし、秀丸エディタのヘルプの説明を見ながら、下のように設定してみた。
- Anti-aliasing Mode:ClearType
- Rendering Mode:Natural Symmetric
- Enhanced Contrast:100%
- ClearType Level:50%
これでMSゴシック固定のサイトを見るとアンチエイリアスがかかって貧弱な線のビットマップとは違うきれいな表示になった。
アンチエイリアスがかかったMSゴシックは小さめのサイズの表示バランスがよいので結構見やすく、MSゴシックを見直した。MS明朝は線が細すぎていまいちだったので、こちらはIPA明朝のままにしておく。
さて、次にIE 9はと思い調べるとAnti-Aliasing Tuner Firefoxアドオンの作者によるAATIEなるものがあったので、こちらも入れておく。ばっちりだ。
これならFirefoxやIE 9に限るが、フォントからのビットマップ削除+入れ替えとか、DLLフックによる文字描画差し替えよりは安全でそれなりにきれいな文字描画による快適なWebブラウジングが実現できそうである。