Tatsu still writes something... Fourth season

これからも私はなにかをしてなにかを書く

買ったのは時間、のはずだった

仙台市地下鉄の運賃。北四番丁→長町 250円、北四番丁長町南 300円。渋滞がない場合にかかる時間。長町駅→長町南駅 地下鉄だと2分。バスだと6分。今日の帰りは50円余計に出して長町南駅に行く代わりに、地下鉄とバスの4分差を使って地下鉄でバスを抜き、長町で降りた場合に乗れない1本前のバスに乗って夜の時間を買った。はずだった。

家に着く直前の坂が続くエリアでそれは起きた。
けたたましい警告音と共に上り坂の途中のバス停でバスが止まった。バスの故障である。バス会社の人いわく、代わりのバスが来るまで20〜30分。しばらくしてふとGoogleマップで家まで歩いた場合の時間を調べたら18分。代わりのバスを待つ方が早く着けると考えてドタバタを見ながら一人代わりのバスを待った。

しかし、現実は無情なもので、代わりのバスが来る21:55頃には30分後に発車したバスに追いつかれていた。代わりのバスに乗り換えている間に30分後に発車したバスは自分の横を抜いていった。結局、地下鉄に50円使わないで30分後のバスに乗った方が早くつくという結果となった。

故障で本来の目的地までたどり着けなかったので、バス代はタダとなった。しかし、1本前のバスに乗るために地下鉄に50円余計に払っているのでその分は返ってこない。仙台市地下鉄独り勝ちである。

宮城交通仙台市北部と違って仙台市南部では仙台市中心部に行くまでのトータルの運賃が安いが距離を走る分渋滞に巻き込まれる可能性が高く、バスに負荷がかかる仙台市中心部直通便と仙台市中心部に行くまでのトータルの運賃は仙台市中心部直通便より高くつくが、距離を走らない分渋滞に巻き込まれる可能性が低く定時性に優れるうえにバスに負荷がかからない地下鉄駅接続便の両方を走らせている。
こうバスが壊れた日には、バスに負荷がかかる仙台市中心部直通便を減らして、バスに負荷のかからない地下鉄駅接続便を増やすことで待ち時間を減らすとともにバスに負荷をかけないようにしてくれと心から思った。職場の位置の関係上、いまは地下鉄駅接続便をメインに使っているが、それを差し引いても無茶して仙台市中心部に乗り入れないようにすることで、バスと運転手にかかる負荷とメンテナンスや人件費のコストを減らすことで、持続可能な宮城交通になってくれと切実に思った夜であった。
とりあえず、仙台市地下鉄宮城交通が連携して持続可能なものになることを祈って携帯電話の壁紙を青葉あさひさんにでもするか。