Tatsu still writes something... Fourth season

これからも私はなにかをしてなにかを書く

UserLAndで日本語入力できるデスクトップ環境作ってみた(2023年版)

UserLAndでAndroidタブレットを生かす

Chromeのサポート打ち切りでPWAが使えないタブレット、他でもChromeののコンポーネント使っているだろうということでアンインストールや無効化でアップデートを削除するなどして、メインストレージを20GB位空けた。

これならLinuxいけるので、UserLAndを使って使い道を増やすことにした。

下準備

まず、Wifiにつないでおくのは当然としておいてBluetoothキーボードとマウスもつなげておきたい。でないとまともに使えないので。また、作業がどうしても長くなるので充電しながらというむちゃをせざるを得ないことがあるのでキーボードとマウスにはBluetoothを使いたいところである。

千里の先も一歩から

まず、UserLAndを起動したらUbuntuを選択し、GUIでスタートする。

最初の起動ではターミナルが1個起動している。まずはここからすべてが始まる。

まずは必要なファイルのダウンロードから始める。

ターミナルから次のコマンドを入力する。

sudo apt update
sudo apt upgrade

次に、セットアップ作業で必要なvimとコンソールから選択操作をするのに使うdialogを事前にインストールしておく。

sudo apt install dialog
sudo apt install vim

vimを入れた時点でDPIを決めておくのも後々効くと思う。

自分は 1920*1200 10.1インチだったので、.Xresources に

Xft.dpi: 144

と書いて、Windowsの表示スケール換算150%設定にしてからこの後の作業をスタートした。

デスクトップ環境を作る

最初の起動ではターミナルが起動しているだけなので、作業しやすいようLXDEを先に入れる。

ターミナルから次のコマンドを入力する。

sudo apt -y install lxde-common
sudo apt -y install lxde-core
sudo apt -y install lxde

ダウンロードとインストールには時間がかかるのでここは気長に。

インストールが終了したら、vi(m)の登場。ホームディレクトリに .Xinitrc というファイルを作成し、次の行を入力する。

exec /usr/bin/startlxde

これで、見やすいターミナルが入ったLXDEが使えるようになるので、いったん切断してセッションを終了し、再度Ubuntuを起動する。

起動した暁にはLXDEのデスクトップが表示される。

日本語化

LXDEの仲間である見やすいターミナルLXTerminalが使えるようになるので次は日本語化を進める。この辺も入れる物が多いのでここも気長に。

sudo apt install fonts-noto-cjk-extra
sudo apt install -y language-pack-ja-base
sudo apt install -y language-pack-ja
apt install task-japanese-desktop

apt -y install task-japanese-desktop 
apt -y install locales

次に、UserLAndではGUIからのロケール設定ができないので、ターミナルから以下のコマンドを入力する。

dpkg-reconfigure locales

ここで、ja_JP.UTF8を2回選ぶ。

また、.profileにロケール設定を追記する。

export LANG=ja_JP.UTF-8
export LC_ALL=ja_JP.UTF-8

これで多くのソフトが日本語で表示されるようになる。

日本語入力をできるようにする

今までできていなかった日本語入力をできるようにする。

sudo apt install fcitx fcitx-anthy fcitx-mozc
sodo apt install whiptail
sudo im-config -c

ここで、設定を変更するかどうか問われるので「はい」を選択して、次の画面でfcitxにチェックをつけて、Tabを押し、OKを選択する。

あとは ~/.Xinitrc に以下のコマンドを追記する。

exec /usr/bin/fcitx-autostart
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

ここでもいったん切断してセッションを終了し、再度Ubuntuを起動する。

これにより fcitx が起動した状態でスタートするので後はfcitx設定から入力メソッドをキーボード、Mozcの順で並べ、入力切り替え方法にはCtrl+Spaceを選んでおく。

後はテキストエディタ Mousepad でも立ち上げて、選んだ入力切り替えキーを押してMozcと書かれた枠がでれば成功。

日本語入力し放題、ここから色々入れて使えるぞ。

以前、Debianでやったときはなんかキー入力がうまく検出できなかったのは何だったんだろう?

実用的に使う

ただ、日本語入力ができる環境を作るだけでは自己満足なので実用性を持たせるためにアプリケーションを入れていく。

LibreOfficeをインストールしてガチなオフィスを使う

これは普通のタブレットでも10インチ以上だと実に有用だと思うLibreOfficeを入れる。

トップ画面だけは task-japanese-desktop のインストールでインストールされているのでとりあえず、日本語化と必要なアプリを入れていく。

sudo apt install libreoffice-help-ja
sudo apt install libreoffice-l10n-ja

sudo apt install libreoffice-calc
sudo apt install libreoffice-writer
sudo apt install libreoffice-impress

息抜きにゲームで遊ぶ

フリーセルとかがあると息抜きにちょうど良いので、aisleriot。これはスマホでも広告付きのカジュアルゲーム遊ぶより財布に優しいかもしれない。

sudo apt install aisleriot

失敗したこと

Ubuntu推しのsnap入れられなかった。

sudo apt install snap

でプログラムは入るけど、UsserLAndではrootとれないのでsnap入れることできなかった。なので、Firefoxはインストールできなかった。

HTMLなドキュメントどうしよう。

ブラウザ系もアウト

rootとれないのでrootが必要なブラウザも軒並みアウトだと思う。Vivaldiでも入れられないかなと思ったのだが。

Android 7.0タブレット最後の戦い

口火は切られた

forest.watch.impress.co.jp

というわけでAndroid 7.0タブレットでのChromeのサポートがもうすぐ終わることになった。今時のアプリはChromeコンポーネントを使っていることが多いので対応打ち切りとなるソフトも一気に増えると思われる。また、Chromeと同じエンジンを使っているソフトも同様にネットにつなぐのは危険となる。

ということで何らかの形でネットにつなぐソフトはAndroid 7.0デバイスではもう使えないと言って良いと言える。

けど、自分のAndroid 7.0タブレットの寿命はまだ残っている。ということでとりあえずAndroid 7デバイスをそれなりに使えるようにすることにした。

要らない物は切れ

まずはサポートが切れた、もしくは外部ネットが絡む物をことごとくアンインストール、USBデバッグ等で無効化してアップデートを削除していく。

これで内蔵ストレージは32GB中24GBまで空けた。

奴を外に出すな

No root firewallを利用して、どうしても外部接続が必要なアプリを除いて、何かの拍子で外のネットに出さないようにした。設定としては、自分のローカルネットワークにはアクセス許可、それ以外はアクセス不可とした。この組は大半のソフトである。

外のネットにアクセスできるのは次の物となった。

  • システム関連 : どうしても外部ネットワークが必要となる
  • Playストア : これがないと残ったソフトをアップデートできないので外部ネットワークアクセスが必要になる
  • Chrome : 矛盾しているが上記の関連で使う可能性があるため外部ネットワークアクセスが必要になる
  • UserLAnd : 各ソフトの取得・アップデートに必要となる。

これが最後の生きる道

結局Android 7.0タブレットの使い方としては次のようになった。

  • 音楽・動画プレイヤー:VLCを使って、車のBluetooth接続で音楽を鳴らしたりするのに使う。
  • spacedesk : 純粋な画面増、DPI違いマルチモニタのテスト用。USBデバッグはあえてOnにするとサーバとクライアントのバージョンが合わなくてWifiが使えないときもUSB接続できるので開発者モードは何気に重宝する。
  • NASのデータ閲覧 : ファイルマネージャー+がめちゃ強いのでファイルを見たり、ファイルをやりとりするのに使用する。
  • Linuxアプリ : UserLAndを利用してLinuxアプリを活用するのに使用する。
  • リモートデスクトップ : タッチ操作のテストなどに使える。

ELECOM TK-FCM113Sとその眷属の静音キーボードシリーズの欠陥

だめなものはだめだった

tatsu-syo.hatenablog.jp

で右カーソルキーのメンブレンキャップを変えてマシにしてみたELECOM TK-FCM113S。

テストは無事動作し、さあ使うかと今日のテレワークマシンにつないでみた。

しばらく使ってみて異変発生。Page Up/Downが効かない。その前から底に思いっきり当たる静音とは程遠い音がしていたので怪しいとは思っていたが、ここが壊れるとは。

ちなみにここまでいじっていたELECOM TK-FCM113Sは中古品なので壊しても惜しくはないというものである。

というわけで仕事が終わったあとまた開けてみる。手で合わせてみるとしっかり通した感触があるのでメンブレンのシートの接点とゴムキャップの間で隙間があいて当たらなくなったと推測される。

試しに隙間を埋めるためにマツモトキヨシのマスクの空き箱をメンブレンのシートの右カーソルキーの裏に貼ってみた。今までにないくらい右カーソルキーの動きが良くなった。やはり接点とのクリアランスのが空いていたのが原因だろう。このキーボード防水ではないが、何かをこぼしたときの水抜きがある。これとの兼ね合わせでキー・メンブレンのキャップとシートで隙間が出るなど合わないところが出ることがあったのだろう。ちなみに返品交換品も右カーソルキーの危機が他よりはやや悪くなっている。製造時の精度が出ていなかったのではなく、設計ミスなのだろう。

さて、このキーボードどうするかね。 家のテレワークは音出しても問題ないのでマウスが無駄になるけどlogi MK270のキーボードを使うことにする。ポインティングデバイスにlogi M500/ERGO M575があるんでマウスは出番がないのだが。 あと、会社で使うキーボードどうしよう。会社にはDELL汎用品たくさんあるけどストローク深いものだとガチ押ししてうるさいと言われそうだし。去年からのELECOM TK-FCM113Sとその眷属に振り回されたので会社に買ってまでキーボード持っていくことに費用対効果の面で疑問になった。新品3000円×2、中古品500円。ちと痛い。

それよりもうるさいと言われないようなタイピングを身につけるほうが良いか。 どうやればうるさいと言われないタイピングができるのだろう?

セトギワ華タブレット

気がついたら5年半強経っていた

HUAWEI Mediapad M3 Lite 10、2017年に買ってOSアップデートがないまま終わったのでAndroid 7の状態で来て電池も潰れずにここまで来た。カスタムROM焼くのにアンロックコード買うのも金銭的に割に合わないと言うわけでここまで来た。

電子書籍読んだり部屋でWeb見たり、Youtube見たり、メール見たりと適当に使っていたのだが5年半強も経つと対応するソフトも減り、アプリの対応も切られてきた。けどまだ動いているわけでこれをハードオフに持っていっても二束三文、ただ捨ててもケーズデンキあたりでリチウムイオン電池廃棄処理扱いでただで廃棄してくれれば良いのだが、金を取られるとなるとそれも無駄。

となると使い続けるしかない。

動作の遅さと闘う

大容量バッテリーにSnapdragon 400番台と長時間駆動重視のセッティングだからこそここまで保ってきたのだが、その分遅いので何をするのも苦しくなってきた。

で、対処法として開発者モードでアニメーションを切る(これをやるとソフトによってはくるくる回る物がただの荒ぶる点滅になってなんかウケる)、バックグラウンドのアクティビティを減らして同時に動くソフトを減らす、ホーム画面のウィジェット・アイコンを減らすといったお約束はすでに行った。

では後、何をするか。

開発者モードのメモリ消費量(→アプリのデータ退避などが増える→動作が遅くなる)を見ていると目立つ物がいくつか見つかった。

  • MIUIランチャー フォルダ分けとかないのにメモリを食っている。
  • Google OK! Googleとか言わないし、Discovery見るのにわざわざ起動するほどでもないというかChromeの起動時の表示とかぶるのにやけにメモリを食う。
  • GBoard 確かに今時の言葉入った辞書持ってるけどWnnの方が消費メモリが少ない。

というわけで、こいつらを

  • MIUIランチャー →ランチャー<3に置き換える。機能的に変わらないのにメモリ消費が少ないって何だろう?
  • Google 無効化する。
  • GBoard →Wnnの方が消費メモリが少ない。

と置き換えた。そうするとだいぶ動きがキビキビした。スマホの場合特に多くのソフトがバックグラウンドで動くのでバックグラウンドの無駄ソフトを減らすのは効果があることが分かった。

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ELECOM TK-FCM113Sをましにする

なんかしっくりこないのでかっとなってやってみた

ELECOM TK-FCM113Sとその眷属。去年振り回されたキーボードである。

修理交換された品は職場に、無線版は学習机用に、中古品は予備として取ってある。

今週はとある事情からテレワークを行っているが、今日はUSB変換したRealforce 106がだだをこね、前から使っているキーボードはスペースの位置がしっくりこないときた。

しかもGUIデザインが絡むのでトラックボールは使えない。

というわけで96キーのTK-FCM113Sとその眷属を使ってマウスの取り回しを良くすることを考えたのだが、ワイヤレス版はもったいないので右カーソルキーの弾力性が弱く、効きが悪い中古品をいじってみることにした。壊れたら壊れたで小型家電品ゴミ箱送りにして厄除けだ。

まず、ネジを取る。

ネジを開ける図
ネジを開ける

隠しネジもある。いっぱいある上に隠しねじってどれだけ開けさせたくないんだか。

隠しネジは上のキーボードのゴム足
ここにもネジ

ネジ自体も見ない型。一般的な+ネジの方がコストダウンになるだろうにこんなのに金をかけるんだったら中の部品に金かけんかい。1.4mmマイナスドライバーで無理矢理外す。

三つ叉の普通じゃないネジ
三つ叉の普通じゃないネジ

ネジを開けると表側に隙間ができるのでちょっとしたきっかけで仙台北環状線ハードオフ(音楽機器関連に強い?)で買ってきたギターピックで爪を外す。

ネジを開けたらピックで開ける
ネジを開けたらピックで開ける

後はいわゆるメンブレンなので使いそうもないマルチメディアキーのキーと交換する。

メンブレンのゴムを交換する
メンブレンのゴムを交換する

後は、逆の手順を取って完成。

まあ、完成なのだがこのシリーズ、ストロークとゴム、グリスで音を静かにしているだけで品質自体は良くない。交換修理品も右キーの弱りが早いので右キーに構造的な弱点があるのだろう。

今では他のメーカーも静音キーボード出してるので他のメーカーの物を選んだ方が良いと思う。

まあ、使えるようになったから良いか。

Windows Formsのレイアウトマネージャークラスと高DPI(.NET Framework 4.8)

自分で使う物はやっぱり気になる

高DPI用プログラムを書くにはやはり使える高DPIディスプレイがないと分からないということで

tatsu-syo.hatenablog.jp

Meiryo UIも大っきらい!!とRe-Metricsも直したわけだが、他にも気になる物がある。

MulSyncである。自作機2台、伴走用NAS役PC、気分転換+省電力な平日用Linuxノートなんて何台も使っていると任意方向の同期の他、リモートでのファイル削除のような整理、ポータブル起動による外付けHDDへのファイル同期・バックアップ・ごく簡単な整理ができる拙作MulSyncのWindows Forms版は何かと使うのだが、気になっていることがあった。

「同期設定のボタンずれてる!」

文字の大きさ100%では同期設定のレイアウトの整合性が合っていたのだが、文字の大きさ150%、144 DPIになったら思いっきりボタンの配置がずれた。

「てんで話になんねえぜ!」

てな訳で直したのがMulSync Version 2.0.5である。

では、どこがおかしかったのかについて書く。

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緊急データHDD交換

トラブルは突然に

現在メインマシンになっている9世代i5マシン、昨日は諸々の整理をしてNASに必要なデータは転送し、バックアップも採った。

夕食の時間が来たのでWindows 11はすぐ寝るからいいだろうと放っておいて夕食。で、案の定寝てたので起こしてやったら事態発生。

あれ?データディスクの中身が見えない!イベントビューアーを見るとdiskのエラーが大量。CrystalDiskInfoではスピンアップエラーが大量。

少し前にも少量diskのエラーがでていたのだが平日だったので様子見となったがここに来て大量に出るとは。

対処開始

とりあえずシャットダウンして(高速スタートアップはマルチブートなので使ってません)電源コードを引っこ抜き、ディスクをCore2Duo時代に予備で取っておいたものに交換。今回はCOOLER MASTER Cosmosだったので両サイドパネル外すだけでかんたん交換。

前のディスクを何かと使うので買っていたSATA外付け台に入れてMiniTool Partition Wizardでクローン。

なんとか間に合ったようでデータに被害はなさそうだ。被害があったらNASやバックアップHDDから持ってくればよいし。

あとはゼロクリア。なんとか間に合ってよかった。

寿命って?

壊れたメインマシンのHDDは2014年製、交換したHDDはCore2Duo時代の予備の2017年製、後は2021年製が予備であるので後1回はなんとかなりそうである。

基本的な部品はメインマシンが2018〜2021年、サブマシンが2022〜2023年と年式が揃ってはいるがストレージが謎すぎる。

Barracuda 7200.12が生き残っていたり、2014年に買ったMLC SSDが生き残っているあたりは実に不気味である。

極めつけは40,000時間で未だ正常判定の中古ノートのHDD。これは流石に入手時に入っていたWindowsと基本道具、どうでもいいデータ以外は入れてないけど。

反省

最初にイベントビューアーを見てdiskにエラーがでたときにサブマシンとNASにデータ入れておいてしばらくサブマシン使ってメインマシンを休眠させて週末にディスク交換をすべきだったと思う。

サブマシンはソフト開発で色々使ってたからデータよく同期してたし、いろいろなマシンで個人家計簿書いてたのでNASともしばしばデータも同期してたのと気まぐれにバックアップ取ってたので問題なかったけど。それでもタイミング次第では危なかった。

GeForceのドライバ問題でWindows Updateから入ってくるドライバを使ってたサブマシン、あらかじめこの状態でもう少し安定性見ておくべきだったなぁ。そうすれば安心して任せられたのだが。

あと、最近GitHub用事が多いのでLinuxマシンもコミュニケーションは取れるようにしておくべきだった。

高DPIディスプレイでないと分からない物

4Kで動かして初めて分かった物

GitHubのIssueを見ると何かと4K等の高DPIでのIssueが目立つようになってきた。

また、職場でも4Kディスプレイを使うようになるとフォント倍率の関係で作業領域が圧倒的に広くなるわけではないけど広くなった画面やきれいさを増したフォントを見てほしくなった。

で、アマゾンプライムデーで4Kディスプレイを即決で購入、DispleyPortがあるマシンがないので、今ある電源の出力の範囲でDispleyPortがあるグラフィックボードも購入する。おかげで、別な遊びも遊べるようになったがドライバで悶絶したのは別な話。

実際に4K等の高DPIにするとそれに応じて見えないけどウインドウ枠とかの初期設定もDPIの分の倍率がかかって増えて、これが原因で一部ソフトの表示が変になるということが計算の結果分かった。

というわけで早速Windowsカスタマイズシリーズの対応を始めた。

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Windowsフォームいい加減古いよなぁ(MulSync Version 2.0.4)

あれ?これつけたよね?

ほとんどサポート掲示板となっている自分のWebページの掲示板を見ていたら同期対象フォルダの参照ボタンがないぞという報告が来た。さすがにそれは間抜けな自分でもつけるだろうと思っていたらウインドウの大きさの関係で表示されていなかったというオチがついたのだが、前々からウインドウをリサイズするとボタンの位置関係がなんか微妙だったので直すことにした。

DockとかAnchorとか当てにならない

で、ボタンの位置関係はリサイズするごとに再配置しているのだがよく見る記事ではやれDockいじれ、Anchorを左右にと言うのがゴロゴロ出てくるのだが、TableLayoutPanel - GroupBox - FlowLayoutPanel 縦 - FlowLayoutPanel 横とくっつけているとどこで連結関係を見失うのかリサイズするとボタンは右に行くばかり。

結局Anchorは上と左だけ、Dockは知りませんで計算だけでリサイズすることでなんとかなった。

あと、問題になっていた右端の参照ボタンが見えなくなる問題はデザイン時の大きさより横のテキストボックスが小さくならないのでフォーム(ウインドウ)等のMinimumSizeを設定してこれ以上は小さくしないことで解決した。

この辺のレイアウトマネージャー、Javaでは20世紀から動いているのだが2005年の.NET Framework 2.0でついたにもかかわらずこのざま。何やってるんだよという感じである。

.NET Framework は2.0で今に続く形となった格好ではあるが、このレイアウトマネージャー関連とか、VB.NETの半端な先祖返りでさらなるVB.NETの複雑化を招いた事を考えると案外過大評価な部分もあるのかなと思った次第である。一方、この頃からC#は少しずつ小技が効く言語になり始めていたのだが。

タコなのはWindows Forms

しばらく前から高DPI対応に対するWindows Formsの対応のしょぼさとかWinUI3の配布の難しさとかを見てWPF版MulSyncを少しずつ作っているのだが、こっちでは変な計算をすることなくボタンがはみ出ないレイアウトを実現できている。

そう考えるとWindows Forms、高DPI対応といい、Javaのレイアウトマネージャーという手本が遙か前に出ているにもかかわらず計算が変とかということを考えるともう新規開発では使うべきではないと思うようになってきた。メンテナンス案件とシンプルなのを生かして使い捨て書き殴りないし、長く使わない物用というのが居場所なのかなと感じた次第である。

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UserLAndで遊ぶ

何やってるんだか

GWなので、今週のお題「何して遊ぶ?」ということなのだが、3月に残業代使って群馬に旅行行って足尾銅山碓氷峠鉄道文化むら富岡製糸場行ったので特に旅行に行くネタもない、ジムは祝日なので休みということでこのGWは趣味としてのコンピュータいじりでもしてすごそうかと。

で、昨日MulSyncリリースしたけどもう一つやったことがあったのでメモ。

AndroidスマホにUserLAndというデスクトップLinux環境作るアプリがあるので、それで遊んでた。こういうことできるくらいスマホのストレージの容量が大きくなっているので現実的になったというわけで技術進歩恐るべしという物である。

で、Ubuntuばかりだと飽きるのでDebianLXDE入れてそこそこ形になったのだが、色々と面倒な点があったのでちょっとメモしておく。

ここからの話は2023年5月1日の話。なので、読み返すときはご注意を。

始まりは窓1個から

UserLAndの以前のバージョンではデスクトップ環境が入った物をダウンロードして使い始めることができたのだが、今はデスクトップ環境が入った物をダウンロードには課金が必要になったので、本業の勉強も兼ねて構築やってみるかということでやってみる。マイクロサーバーとかだとPCのような環境はないので立ち回りの勉強になるし。

で、Debianvncログインでスタート。あるのはtwmの窓一個。というわけで、何をするにもこれがないと始まらない物を入れておく。

sudo apt install dialog
sudo apt install vi
sudo apt update
sudo apt upgrade

セットアップの中で何かとtui選択にdialogを使うのだが、入ってないのでインストール。設定いじるのにエディタは必須だけど入ってないのでvi(m)。これがないと始まらない。あとは、まあ、Debian系のお約束。

それでは一発LXDEいってみるか

Debianエコシステムはとんでもない物で、ちまちま必要物をインストールしなくてもメタパッケージでデスクトップ環境入るので、使わせてもらう。

sudo apt install task-lxde-desktop

さて、ぶっ壊れた依存関係直すか

メタパッケージでデスクトップ環境入れたのはいいが、PCほどには設定が洗練されていないので、インストール中に依存関係のエラーが出る出る。放置していると何を入れるのもままならなくなるので直す必要がある。というわけで、一つ一つ修復していく。

エラーメッセージの依存している~はまだ設定されていませんというメッセージを見て、次の作業をコマンドを実行して無理矢理設定を行う。~は設定ができてないパッケージ名とする。

sudo rm /var/lib/dpkg/info/~.postinst
sudo dpkg --configure ~

まずは、dbusが大量に引っかかるので、そこからか。

日本人なら日本語が使えなきゃ

ということで、依存関係が一通り片がついたら日本語環境を整える。

sudo apt install task-japanese
sudo apt install locales-all

といったところで基本的な物を入れる。

で次。localectlは ない のでdpkg-reconfigureを使う。

sudo dpkg-reconfigure locales

ここはtui選択なので、ja_JP.UTF-8を選んでおく。UTF-8万歳。UTF-8ができる前にUCS-2にいったWindows残念。

デスクトップ環境には

sudo apt install task-japanese-desktop
sudo apt install ibus-mozc

としておく。この辺までやって切断 - セッション終了 - 再起動。おお、日本語デスクトップ環境だ。W-ZERO3シリーズを思い出すけど、遙かに洗練された環境だ。

勝利の証

とりあえず、勝利の証としてaisleriotソリティアなどインストールしてみる。

sudo apt install aisleriot

これで広告なしでフリーセルが遊べるぞぉ。ってWSLでもやったなぁ。

画面ちっさ

さすがにスマートフォンの画面は小さいので調節する。

まず、解像度は/usr/bin/tightvncserverを編集する。

$cmd .= " -geometry 

で始まる行があるので、自分は

$cmd .= " -geometry 1024x1024"

として、縦画面を考慮した1024×1024とした。これでソフトウェアキーボードを出すと良い感じになった。

あと、スマートフォンはDPIが高いので~/.Xresourcesに

Xft.dpi:168

と書いて168dpi、Windowsでいうところの175%とした。

あとは、LXDEの設定を色々といじってそれなりに使えるようにした。

他プログラムとの連携

UserLAndの/storage配下はAndroidからも見えるので、そこにファイルを置くとアクセスできる。

ということは、LibreOfficeががぜん使えてしまうぞ。

タブレットBluetoothバイスがあると本気でデスクトップとして使えてしまうぞ。

できてないこと

後は、日本語入力の設定のやり方が依然として分からないんだよなぁ。

キーボードの設定も絡んでどうやってるんだろう?