Tatsu still writes something... Fourth season

これからも私はなにかをしてなにかを書く

UserLAndで日本語入力できるデスクトップ環境作ってみた(2023年版)

UserLAndでAndroidタブレットを生かす

Chromeのサポート打ち切りでPWAが使えないタブレット、他でもChromeののコンポーネント使っているだろうということでアンインストールや無効化でアップデートを削除するなどして、メインストレージを20GB位空けた。

これならLinuxいけるので、UserLAndを使って使い道を増やすことにした。

下準備

まず、Wifiにつないでおくのは当然としておいてBluetoothキーボードとマウスもつなげておきたい。でないとまともに使えないので。また、作業がどうしても長くなるので充電しながらというむちゃをせざるを得ないことがあるのでキーボードとマウスにはBluetoothを使いたいところである。

千里の先も一歩から

まず、UserLAndを起動したらUbuntuを選択し、GUIでスタートする。

最初の起動ではターミナルが1個起動している。まずはここからすべてが始まる。

まずは必要なファイルのダウンロードから始める。

ターミナルから次のコマンドを入力する。

sudo apt update
sudo apt upgrade

次に、セットアップ作業で必要なvimとコンソールから選択操作をするのに使うdialogを事前にインストールしておく。

sudo apt install dialog
sudo apt install vim

vimを入れた時点でDPIを決めておくのも後々効くと思う。

自分は 1920*1200 10.1インチだったので、.Xresources に

Xft.dpi: 144

と書いて、Windowsの表示スケール換算150%設定にしてからこの後の作業をスタートした。

デスクトップ環境を作る

最初の起動ではターミナルが起動しているだけなので、作業しやすいようLXDEを先に入れる。

ターミナルから次のコマンドを入力する。

sudo apt -y install lxde-common
sudo apt -y install lxde-core
sudo apt -y install lxde

ダウンロードとインストールには時間がかかるのでここは気長に。

インストールが終了したら、vi(m)の登場。ホームディレクトリに .Xinitrc というファイルを作成し、次の行を入力する。

exec /usr/bin/startlxde

これで、見やすいターミナルが入ったLXDEが使えるようになるので、いったん切断してセッションを終了し、再度Ubuntuを起動する。

起動した暁にはLXDEのデスクトップが表示される。

日本語化

LXDEの仲間である見やすいターミナルLXTerminalが使えるようになるので次は日本語化を進める。この辺も入れる物が多いのでここも気長に。

sudo apt install fonts-noto-cjk-extra
sudo apt install -y language-pack-ja-base
sudo apt install -y language-pack-ja
apt install task-japanese-desktop

apt -y install task-japanese-desktop 
apt -y install locales

次に、UserLAndではGUIからのロケール設定ができないので、ターミナルから以下のコマンドを入力する。

dpkg-reconfigure locales

ここで、ja_JP.UTF8を2回選ぶ。

また、.profileにロケール設定を追記する。

export LANG=ja_JP.UTF-8
export LC_ALL=ja_JP.UTF-8

これで多くのソフトが日本語で表示されるようになる。

日本語入力をできるようにする

今までできていなかった日本語入力をできるようにする。

sudo apt install fcitx fcitx-anthy fcitx-mozc
sodo apt install whiptail
sudo im-config -c

ここで、設定を変更するかどうか問われるので「はい」を選択して、次の画面でfcitxにチェックをつけて、Tabを押し、OKを選択する。

あとは ~/.Xinitrc に以下のコマンドを追記する。

exec /usr/bin/fcitx-autostart
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

ここでもいったん切断してセッションを終了し、再度Ubuntuを起動する。

これにより fcitx が起動した状態でスタートするので後はfcitx設定から入力メソッドをキーボード、Mozcの順で並べ、入力切り替え方法にはCtrl+Spaceを選んでおく。

後はテキストエディタ Mousepad でも立ち上げて、選んだ入力切り替えキーを押してMozcと書かれた枠がでれば成功。

日本語入力し放題、ここから色々入れて使えるぞ。

以前、Debianでやったときはなんかキー入力がうまく検出できなかったのは何だったんだろう?

実用的に使う

ただ、日本語入力ができる環境を作るだけでは自己満足なので実用性を持たせるためにアプリケーションを入れていく。

LibreOfficeをインストールしてガチなオフィスを使う

これは普通のタブレットでも10インチ以上だと実に有用だと思うLibreOfficeを入れる。

トップ画面だけは task-japanese-desktop のインストールでインストールされているのでとりあえず、日本語化と必要なアプリを入れていく。

sudo apt install libreoffice-help-ja
sudo apt install libreoffice-l10n-ja

sudo apt install libreoffice-calc
sudo apt install libreoffice-writer
sudo apt install libreoffice-impress

息抜きにゲームで遊ぶ

フリーセルとかがあると息抜きにちょうど良いので、aisleriot。これはスマホでも広告付きのカジュアルゲーム遊ぶより財布に優しいかもしれない。

sudo apt install aisleriot

失敗したこと

Ubuntu推しのsnap入れられなかった。

sudo apt install snap

でプログラムは入るけど、UsserLAndではrootとれないのでsnap入れることできなかった。なので、Firefoxはインストールできなかった。

HTMLなドキュメントどうしよう。

ブラウザ系もアウト

rootとれないのでrootが必要なブラウザも軒並みアウトだと思う。Vivaldiでも入れられないかなと思ったのだが。