前の記事に書いたように自作機をWindows 11 ReadyにするにはUEFI対応、セキュアブート、TPM 2.0がキーとなるのだが、うちのCore i5-9500とマザーボードMSI MPG Z390 GAMING PLUSではどう処理していったか説明してみる。なんかの役に立てば幸いだ。
UEFI対応
UEFI対応にするにはブート用のSSDをGPT形式にする必要があるので、拡張パーティションに合った内容を対比した上で拡張パーティションを削除し、MBR2GPT - Windows Deployment | Microsoft Docsを使うことでブート用のSSDをGPT形式に変換した。
ここで、BIOSを確認したうえでUEFIブートすることを確認した。
その後、拡張パーティションにあった内容をパーティションを作って書き戻して元の状態に戻したほか、ディスクレイアウトの自由度を考えてEFIシステムパーティションをディスクの端っこにもっていったり、回復パーティションを作りなおしたりしておいた。
TPM 2.0
TPMなんてなかったよなと思っていたらTrusted Platform Module - Wikipediaを見るとファームウェアTPMというものがあるそうで、BIOSのSettings - Security - Trusted Computing - Security Device SupportをEnableにし、同じところにあるTPM Device SelectionをPTT(これがファームウェアTPMとかソフトウェアTPMってもののようだ)に設定して起動したらデバイスマネージャーのセキュリティーデバイスにトラステッド プラットフォーム モジュール 2.0というものが出てきた。
これでばっちりだ。
セキュアブート
これが一番の難関だった。BIOSのSettings - Advanced - Windows OS Configuration - Windows 10 WHQL Support をEnabledにして、Secure Boot - Secure Boot SupportをEnabledにしてはい終わりと思っていたらなにやらSystem ModeがSetup Modeになっていて設定できないときた。
なんだそれと思いながら英文メッセージを見ると何やらキーをEnrollせよとあったので、セキュアブート周りは何もしてないので問題ないだろうということでEnroll all Factory Default keysを実行して初期のデフォルトキーを登録することで System ModeがUser Modeになってセキュアブートを設定することができた。
これ、英文読めても意味わからんぞ。
とどめの確認
最後のとどめにPC 正常性チェック アプリをダウンロードして実行し、要件を満たしていることを確認した。ブート用のSSDは仮想マシンとか考えて1TBにしてるし、メモリは買い足す必要がないよう32GBにしているから問題ないだろう。
これで、動作確認環境の準備は整った。あとは、動作環境構築のためのライセンスをどうするかだ。Windows 10終了までまだ4年あるので動作確認のためデュアルブートできるようにしておかないとまずいし。
まあ、それは出た時の話しだ。