Tatsu still writes something... Fourth season

これからも私はなにかをしてなにかを書く

爆誕、俺のNAS(その2:ソフトウェア編)

さて、このノートパソコンをどうするか

爆誕、俺のNAS(その1:ハードウェア編) - Tatsu still writes something... Fourth season で書いたASUS K53U。AMD E-450、メモリ6GB、HDD 500GBというノートパソコンである。PassMarkを見るとテレワークで使っている第三世代Core i3企業用ノートパソコンに対しても約3分の1と日常用途に使うには厳しいノートパソコンである。であるがTDPは半分。

片手間NASなら問題ない。むしろ消費電力が低いので扱いやすい。地球にやさしい。ということでNASにすることで進めていく。

構成

Windows 7のシリアルが貼ってあるのでWindows 10も入ることは入る。けど寿命3年で後がないし、ノートのHDDでは起動が遅いので却下。聞きなれないCPUなのでCineBenchとってドラクエベンチとってFF14ベンチとって遅~い言って遊ぶのはPC系YouTuberの定番ネタであるが、私はYouTuberではない。撮るのに値する機材もない。却下。

ということでLinuxである。勉強だったらUbuntu Serverだろうが、それだったらメインマシンで仮想マシンやWSL2を使えるし、自分が部屋にいる間だけ動けばよいので電源を切りやすいほうがよい。ということで選んだのは勝手知ってるUbuntuの仲間、Xubuntu 20.04 LTSである。テレワークマシンを寝転がりに使うときにWindows 10では起動が遅いので使っていていて媒体がある上、適度にフットプリントが軽いので持ってきたというわけである。

構築

事前にWindowsMACアドレスを調べておいて無線LANルーターDHCPサーバーでIPを固定するようにしておく。これでOSのアップデートなどでもIPアドレスを固定できるようにする。

OSを入れる前にとりあえず、ちょっとだけライブUSBで触って有線LANなどが動くことを確認したうえで、パーティショニングもお任せでインストール。基本的な選択が終わるとインストールの間はすることないのでポケモンGOのポケコイン稼ぎ狙いに散歩。何やってんだか。

散歩から帰ってきたらインストールが終わっていたのでまずは、一通りアップデートを入れる。そのあとは安全対策として前書いた

Ubuntu 20.04にウイルススキャンソフトClamAVを入れて一通り使えるようにしてみた - Tatsu still writes something... Fourth season見ながらClamAVで安全対策。ちょっと引っかかったところは直しておいた。

それが終わった後はSambaをインストール。サブマシンのファイルのやり取り用に以前入れてたLinuxのsmb.confとSambaをインストールした時に入っていた設定ファイル、ネットの情報を混ぜてインストール。若干手間取ったところはあったものの無事自分用の共有フォルダと雑用フォルダができた。

あとはメンテとかも考えて何も入れない。むしろThunderbirdとかはアップデートの手間考えると削ってもよいのだが、面倒なのでそのまま。

てすと

まずはWindowsから共有フォルダが見えること、読み書きできることをテキストファイルを作って確認。ついでにWindows 11のIMEに「ぶたじる」を登録してフィードバック。

閑話休題。次にビデオファイルを転送してネットワークに入っているビデオファイルを再生。問題なし。

今度はAndroidで試してみる。

ファイルマネージャー - Google Play のアプリ に接続先を登録して先ほど試したビデオファイルを再生する。ソフト内蔵の再生機能でビデオが再生される。おお、ちゃんとNASしている。グッとくるというものである。

実用へ向けて

無事、ネットワークストレージとして働くことが分かったので、ファイルをコピーする。

拙作MulSyncで格納するディレクトリ・格納しないディレクトリを調整してコピー。フォルダ構成の大枠は前にサブマシンのLinuxにSamba入れて使っていた時に調整したので大きなファイル構成の変更はなし。ファイルコピーにはそれなりに時間はかかったが共有したいファイルは無事コピーできた。

そして、テストと称してネットワークストレージ上のビデオを再生しながらこのブログを書いてロードテストという具合である。今のところ問題なし。

これで、スマホタブレットからデータ見たいときにWindows 10/11をデュアルブートしているメインマシンを使わなくて済むので手軽なサブストレージができたというものである。