Tatsu still writes something... Fourth season

これからも私はなにかをしてなにかを書く

LinuxでNVIDIAグラボ機を延命するのは面倒

う、動かない

サブのGeForce 8600GTをつけたWindows XP/Vista/7(これ全部DSP版)マルチブート機をサブで持っている。今まではファイルのやり取りにWindows 10を使っていたのだが、HDDなのでかったるいのとWindows 11 Insider用のライセンスを捻出するためにWindows 10をもぎ取ってパーティションの調整をして、手元にあったXubuntu 20.04を入れた。

のはいいが、肝心のXubuntuが動かない。ブラウザを立ち上げようものなら何もできなくなってしまう。てんで話になんねぇぜ。Xubuntu 22.04ならと思って出たところで入れたのだが、現象は変わらず。

ブラウザのようにグラフィックに負荷をかけると起きるので、どうもグラボが古すぎるようだ。Ubuntu系はプロプライエタリドライバを楽に入れられるのだが、GeForce 8600GTではすでにプロプライエタリドライバはない。プロプライエタリドライバがあるのはもっと新しいグラボが必要なようだ。代わりにnouveauが使われているのだが、サポート具合はイマイチのようだ。

XPが動く最後のグラボ

さて、サブの自作機には内蔵グラフィックスはない。ということでグラボが必要となるのだが、AMD系はよくわからないので、NVIDIAで調べてみると700番代が最後のXPが動くグラボのようだ。

ちょうど仙台市中心部に行く機会があったのでドスパラに寄るとGeForce GT730があった。これは渡りに船である。カジュアルユースなので丁度いい。というわけで即買い。もしなかったらUSBを使ったファイル転送ケーブルを使ってWindowsだけをまれに使うという動くのか怪しく、寂しい余生になるところだったので、有効に使えるのでよかった。

WIndows 3つのドライバを入れ替えて、いよいよXubuntu。で、Firefoxを動かす。おお、ちゃんと動く。システムが止まらない。流石にnouveauもこの辺はちゃんとサポートしているようだ。

まだ足りないものがある

FirefoxVivaldiYouTubeを見ることはできた。パフォーマンスも問題ない。普通に使うには問題ないかなと思って、手元の動画ファイルを見ようとXubuntu標準のPaloreメディアプレイヤーを使って手元の動画を見ようとするとPaloreメディアプレイヤーが落ちる。PaloreメディアプレイヤーはGStreamerフレームワークを使っているのだが、GStreamerフレームワークが使う機能にnouveauが対応していないのだろうか。設定が足りないのだろうか。VLCメディアプレイヤーでは再生できたのだが、せっかくのXubuntuなのでPaloreメディアプレイヤーを使いたい。

仕方がないのとnouveauちゃんと設定するの面倒くさいので、プロプライエタリドライバーを入れる。こちらはドライバがあった。入れて再起動するとPaloreメディアプレイヤーで手元の動画を見ることができた。ドライバ周りは鬼門のようだ。

結論

グラボ必須のマシンをWindows 10以降も見据えてUnix系で延命するんだったら動かすOSが対応している中で安いのでいいから新しいグラボ買え。

最後に

このGW、Windows 10/11を入れたメインマシンはテレワーク用スペースにした学習机でガチプログラミングをして、カジュアルブラウジングは設定の持ち込みなどで使い慣れたFirefoxと最初から機能満載でブックマーク持ち込めばなんとかなるVivaldiを入れて、データはNASっぽくセッティングしたノートPCを見るというやり方をしましたが、普通に使うには問題ないレベルまで行きました。

Xubuntu自体も見た目は変わらないけど画像ビューアーなどの細かい動きとかが良くなっていて満足できるので、Windows 11が動かないマシンだったら今装備を揃えて使ってみると良いと思います。文字とかの見た目もきれいな上、インタフェースも良くも悪くも枯れているので満足できると思います。

なので、もうグラボが必要だったら延命用の旧世代グラボが売ってるうちに買っておくなどしてデスクトップLinuxに慣れておくのは良い手かと思います。