やっぱりブラウザがないと
UserLAnd上のUbuntuで日本語も打てるようになってだいぶ実用的に使えるようになった。そうなるとWebブラウザが欲しくなるが、今時のブラウザはBlink系にしてもFirefoxにしてもrootが所有するディレクトリが必要になるのでUserLandでは動かない。
で、ふと思った。Firefoxが今のアーキテクチャになるはるか前にフォークしたPalemoonあたりいけるんじゃないかと。
Palemoonはrootが必要なサンドボックスやマルチプロセスがFirefoxに入る前にフォークしたのでサンドボックスとかがないから動くのではないかと。
aarch 64ビルドないかなと思って探してみると更にフォークした Basilisk というブラウザを見つけた。これにはaarch 64ビルドがある。
tar.xzの生バイナリで配布されているのでいったん展開して、実行ファイルbasiliskをシェルから動かしてみる。こいつ、動くぞ。
どのように動くかを見た後、展開したディレクトリを/optの下に移動し、
ln -s /opt/basilisk/basilisk /usr/bin/basilisk
として、パスのかかったところから起動するようにした。後はデスクトップ環境のデフォルトブラウザにも設定して完了。
これで、デスクトップ級のオフィスもスマホ系OSのブラウザと見なされないWebブラウザも使えるようになった。
Android版VivaldiはPCブラウザ表示モードが強いが、サイトによってはスマホ由来ブラウザとばれるときもあるし、Collabora Officeという本家LibreOfficeのダウンロードでも案内されるAndroidアプリも10.1インチ以下のタブレットでも広告を出し始めたMicrosoft Officeを補完する物として素敵ではあるが、スピードはともかくPC級ソフトが動くというのは実に強い。
キーボードとマウスがあればパソコン的に使えるぞ、これ。