本日、2020年2月2日にBookSync Version 2.11.0をリリースしました。ということであとがき。
呆れるくらいChromeだ
何か月前になるだろうか。呆れるくらい機能が少なく、呆れるくらい見た目もダサいMicrosoft EdgeがChromiumベースになるというニュースが出た。で、何か月しただろうか。ベータ版が出たので、試してみた。
呆れるくらいChromeもどきだ。何の付加価値もないちょっと設定画面のフォントがダサいChromeもどきだ。それでも機能的には従来のEdgeよりましというのが皮肉なところではあるが。
ブックマーク同期・変換ツールを作ってる身としては、とりあえず将来のWindows標準ブラウザになるということでチェックはしておくべきなので、ブックマーク回りもチェックしてみた。フォルダ名以外呆れるくらいChromeと一緒だ。こんなんだったら楽勝だ。
そして正式版
が出たわけだが、呆れるくらいベータ版と一緒だったのでプログラム的には粛々と機械的に対応した。コーディングよりもそれ以外のほうが面倒なくらいだった。メインマシンには何かの時のためにまだ従来のEdgeを残しておきたいのでサブマシンのWindows 10や仮想マシンのWindows 8.1を引っ張り出してきたり、ソースからドキュメントまでいろんなところでChrome関連のファイルコピペしたから「ブックマーク」を「お気に入り」に変換しまくったりと変なところが面倒だったりした。
Vivaldi面白めんどいよVivaldi
むしろ、その前にやってたVivaldiのブックマーク関連の仕様変更のほうが難しかったと思う。ファイルフォーマットは一緒だけど、UIとの割り当てが違うのでその辺を変更するほうがプログラム的にはよっぽど厄介だった。でもレンダリングエンジンの多様性という意味ではマイナスだけど、ブラウザの多様性という意味では面白いのでVivaldiのブックマークの対応はできる限りやっていきたいと思う。やっぱりヨンさんといったところである。
一番怖いのは
最初期のEdgeとその次の機能アップデート版のEdgeでお気に入りのフォーマットが全く異なるといった手のひら返しが起きないかということである。今回のEdge 79でお気に入りのフォーマットが3つ目なので、もう一回フォーマット変更が起きると4つ目となってNetscapeの系譜(文字コードがプラットフォーム・言語固有のHTML→UTF-8のHTML→SQLiteデータベース)を超えることになるぞ。呆れるほどChromeもどきのものを出してくるくらいのやる気のなさ見てると可能性は低そうだけど。
